外壁材の一種で、ALCとは「軽量の気泡が入ったコンクリート」です。
外壁材に用いられるのは、この軽量気泡コンクリートをパネル状に加工したものになります。
メリット
軽い
ALCパネルの重さは普通のコンクリートの約4分の1です。
ALC外壁にすることで建物全体も軽量化でき、地震時の揺れや構造体にかかる負担を軽くできます。
耐久性
パネルの反り返りなどの劣化があまりないため、耐久性に優れています。
ALC外壁はこまめにメンテナンスさえおこなっていれば「50年」は維持できると言われています。
断熱性
従来のコンクリートよりもALCの断熱性は何倍も優れており
夏は涼しく冬は暖かいという理想的な住環境を実現できます。
耐火性
ALCパネルは不燃材料で、火災に対するリスクを軽減できます。
遮音性
気泡が含まれていることにより、熱だけでなく音を通しにくくする効果もあります。
デメリット
防水性が低い
ALCは水に弱く、吸収する性質があります。
その為、ALCの気泡に入り込んだ水分が凍結してしまうと膨張して
ひび割れを起こしやすくなります。(=凍害)
つなぎ目が他の外壁材に比べて多い
サイディングボードよりもALCパネルは小さいので、その分つなぎ目が多くなります。
つなぎ目のコーキング材も年数とともに劣化していきますので
つなぎ目が多い分、防水性が低下しやすくなります。