サイディングの張り方と通気工法の基本解説
更新日:2025年8月7日(木)
外装リフォームを考えている方におすすめしたいのが「サイディング」という外壁材です。
サイディングは見た目をきれいに保つだけでなく、家の寿命を延ばす役割もあります。
初めてのリフォームだと、何を選べばいいか分からなかったり、不安なこともたくさんありますよね。
この記事では、サイディングの基本や張り方をわかりやすく解説します。
特に、通気工法と直張り工法の違いや、それぞれのメリット・デメリットも紹介しています。
これを読めば、自分の家に合った方法を選び、安心してリフォームを進められます。さあ、一緒にサイディングについて学んでいきましょう!
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目次
1.そもそもサイディングとは?
サイディングとは、「建物の外壁に使われる材料」の一つで色々なデザインや材質があります。
家を雨や風から守る役割もありますが、選び方によって見た目や耐久性、メンテナンスのしやすさが大きく変わるので注意が必要です。
例えば…
・サイディングの種類
サイディングには、木材や金属・プラスチック製のものがあります。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分たちの生活スタイルや家のデザインに合ったものを選ぶことが大切です。
また、品質や価格、施行方法についてもしっかりと把握しておくと後悔のない選択ができるでしょう。
・サイディングの主な特徴
耐久性が高いサイディングは、風雨などから家を守り長持ちします。
断熱性に優れたサイディングは、冷暖房の効率が良くなり、光熱費を抑えることもできます。
・生活に与える影響
最近は、環境に優しい素材やデザイン性の高いサイディングも増えています。そのため、自分の好みに合わせて選びやすくなりました。
ただし、それぞれの特徴や扱い方を理解しておくことが重要です。
サイディングは見た目だけでなく、快適な暮らしにも関わります。リフォームで家を美しく、快適にするために、しっかり選び方を学びましょう。
▽サイディングの種類については「こちら」で詳しくご紹介していますので是非ご覧ください。
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2.サイディングの張り方
サイディングを取り付ける際には、いくつかの方法がありますが、主に「通気工法」と「直張り工法」という2つの工法が一般的です。
それぞれの工法には特長があり、適切な選択が重要です。
・「通気工法」と「直張り工法」の違い
・通気工法
通気工法は「壁の内側と外側に通気スペースを設ける方法」で、湿気を逃がすことができるためカビや腐敗を防ぎます。
この工法では、サイディングの裏側に空間ができるため、風が抜ける環境を作り出します。
・直張り工法
直張り工法は、サイディングをそのまま下地に接着させる方法です。
この工法は工事が比較的簡単で短期間で施工できるため、一般的にはコスト削減が期待できます。
しかし、湿気がこもる可能性があるため、注意が必要です。
※現在、直張り工法は「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で禁止になっています。
・「縦張り」と「横張り」の違い
サイディングの張り方には、縦張りと横張りという2つの方法があります。
・縦張り
サイディングを縦に張る工法で、「通気胴縁」を横に取り付けます。
縦張りは、板を垂直に取り付けるため建物が高く見える効果があります。
また、雨水が効果的に流れるため、雨対策にもなります。
・横張り
サイディングを横に張る工法で、「通気胴縁」を縦に取り付けます。
横張りは板を水平に設置する方法で、こちらは広がりを感じさせるデザインになり、建物を横に広く見せる効果があります。
窯業系サイディングのほどんどが横張りが主流となっています。
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3.通気工法のメリット・デメリット
通気工法は、外壁と建物の間に空間を作り、外部の湿気や雨水が直接建物に届かないようにする仕組みです。
実際には、壁の内部に「通気胴縁」と呼ばれる木材を挟んで、空気を循環させ、湿気を逃がします。
これにより、建物の耐久性を高めることができます。
それでは、通気工法のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
・メリット
①湿気対策
通気工法の最大のメリットは、「湿気対策」です。
外気と内気の通気が良好なため、建物内部にこもりやすい湿気を効果的に排出します。
これにより、カビの発生を防ぎ、長期間にわたって家を良好な状態に保つことができるのです。
また、通気による熱の逃げにくさは、冬場の暖房効率を向上させ、夏場には暑さを和らげる効果もあります。
②メンテナンスが楽になる
外壁のメンテナンスも楽になり、修理や塗り替えを行う際にも工事がしやすいという利点があります。
・デメリット
一方で、通気工法にはいくつかのデメリットも考えられます。
①施工費用が高くなる
工法自体が少し手間がかかるため、施工費用が高くなることがあります。
具体的には、外壁に隙間を設ける必要があるため、その分材料費や作業手間が増えます。
②適切な位置に通気口を設置する必要がある
通気口を設置する際には、外からの風や雨の影響を考慮する必要があり、適切な位置に設置しなければなりません。
もし通気口が不適切に設計されていると、逆に湿気が建物内に入り込む可能性もあるため、工事を行う業者を選ぶ際には注意が必要です。
まとめると…

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4.直張り工法のメリット・デメリット
直張り工法は、サイディング材を基礎や下地に直接張り付ける工法です。
この工法は、一般的に比較的簡単で手早く施工できるとされ、以前は多く使われていました。
それでは、直張り工法のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
※現在、直張り工法は「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で禁止になっています。
・メリット
直張り工法は、下地に直接張り付けるため、特に小さな面積にサイディングを使用したい場合には非常に便利です。
また、施工が簡単なので工事の時間が短くなりその分費用も抑えられます。
・デメリット
ただし、直張り工法にはデメリットも存在します。
①湿気がこもりやすくなる
まず、通気性の問題です。
直張り工法では、サイディング材が下地に直接張られるため、通気性が欠けてしまう場合があります。
これにより、湿気がこもりやすくなることもありますので、天候や地域によっては注意が必要です。
②サイディング材が剥がれやすくなる
直張り工法は、地震や強風などでサイディング材が剥がれやすくなる可能性もあります。
特に災害が多い地域では注意が必要です。
そのため、施工前にしっかり確認することが大切です。
③交換や修理に手間がかかる
直張り工法では他の施工方法に比べて手間がかかることがあります。
また、サイディングを取り外すときに、まわりの部分を傷つけてしまうこともあるので注意が必要です。
このような点も、工法を選ぶときにしっかり考えておきましょう。
まとめると…

自宅のリフォームを考える際には、これまでにお話ししたメリットとデメリットをしっかりと考慮し、どちらの工法が自分の家にとって最適かを知っておくことが大切です。
※現在、直張り工法は「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で禁止になっています。
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5.まとめ
この記事では、リフォーム時に知っておきたいサイディングの基本や張り方について、わかりやすく解説しました。
・サイディングの役割
サイディングは、家の外壁に使われる材料で、家の見た目を大きく左右します。
モダンなものから和風のものまで種類が豊富で、自分の好みに合ったデザインを選べます。
★ポイント★
・耐久性やメンテナンスのしやすさ
・断熱性能の向上や、防火性といった機能も考慮
・施工方法の理解
サイディングには「通気工法」と「直張り工法」の2つの主な施工方法があります。
それぞれの工法にはメリットとデメリットが存在しますので、自分の住宅や生活スタイルに合った方法を選ぶことが大切です。
★ポイント★
・通気工法は湿気対策に優れ、耐久性が向上しますが、施工コストは高め
・直張り工法はシンプルでコストが抑えられる点が魅力ですが、湿気がこもりやすい
・現在、直張り工法は「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で禁止になっています。
・選び方のポイント
リフォームにあたって重要なのは、どのサイディングを選ぶかという点です。
★ポイント★
・色やデザインだけでなく、性能面でもしっかりリサーチし、事前に情報収集を行いましょう。
・信頼できる業者かどうかを確認し、実際の施工例を見せてもらったり、口コミを参考にしましょう。
・最終的な判断に向けて
サイディングの種類や施工方法をしっかり理解することは、満足のいくリフォームにつながります。
見た目を美しくするだけでなく、家の価値も高められるのがサイディングの魅力です。
安心してリフォームを進めるためにも、正しい知識を持ち、必要に応じて専門家に相談しながら進めましょう。
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